このサイトの情報は、放射能汚染地からの避難の代替となるものではありません。

Remineralize the Earth (RTE)
(地球にミネラルを補給しましょう。)

土壌と森林を再生し、気候を安定させましょう。

2011年4月6日、水曜日

チェルノブイリから日本へ:岩粉で放射線病を治療する
ジョアナ・キャンプ Joanna Campe
http://remineralize.org


「ミネラル補給は、土壌と植物だけでなく、人間をも放射能から守ります。 豊富なミネラル、特にトレースミネラルを体に供給する事により、放射線への耐性、免疫システムの統合と、放射線被曝からの回復を改善します。」 

David Yarrow (デイヴィッド・ヤロウ) 2006年

現代の多くの人々は、1986年のチェルノブイリ原発事故の時には生まれていなかったか、その事故を覚えていないでしょう。 私にはその生々しい記憶があります。事故発生から数日後、私は親友であり恩師でもある経済哲学者レオポルド・コールに敬意を表する晩餐会に出席するため、オーストリアのザルツブルクに飛びました。彼はザルツブルクの市長から市の鍵を受け取ることになっていました。 事前に準備されていた晩餐会のメニューは、シカの肉、キノコ、ベリーを使っていましたが、これらはまさしく放射性降下物に最も汚染されやすい野生の食物でした。 何年も後に、私は「チェルノブイリのご馳走」という詩を作り、エール大学で行われたコール先生の追悼会でそれを読み上げました。

オーストリア国民は毎日、新聞を開けて、食べ物を選択するために、すべての食物の放射線レベルについて読んでいました。政府は、家庭菜園や農場からの新鮮な食べ物を避けて、原発事故発生前に商品化されたり缶詰にされ、その結果放射線被曝を受けていない加工食品を食べるよう推奨していました。美しいけれど、目に見えない放射線に知らないうちに汚染された家庭菜園の野菜、果物、ベリーを食べることができないのは非常に気味の悪いことでした。

チェイルノブイリ原発事故より何年も前から、オーストリアの一部の酪農家は、農作業の一環としてミネラル補給をしていました。彼らは岩粉を液体の肥やしに加え、堆肥に混ぜて、臭いを消すとともに土壌の生物相を大幅に増やしていました。その結果、乳牛の寿命が通常の倍に延び、はるかに多くの牛乳を生産していました。驚いたことに、チェルノブイリ原発事故後、ミネラル補給をしたチーズ(およびバイオダイナミック農法のチーズ)には放射能が一切検出されなかませんでした。オーストリア国民はこの安全なミネラル補給製品を購入するために長い列に並びました。

チェルノブイリ原発事故の前年、私はヨーロッパでミネラル補給に関するドキュメンタリーを共同製作し、農業や林業用に使用される特別な岩粉を生産する、ロバート・シンデール氏の会社を含む一部企業を訪問しました。彼は、自分の所有地の砂利道沿いに育っていた木や植物が、他の場所にある木よりも強く健全であることを発見しました。シンデール氏は、砂利道を走る車が岩粉の煙を生み出し、それが近くの植生に付着して、成長を助長したことがこの原因であると推論しました。このことから、彼は自分が持つ採石場で生産される岩粉を広め、宣伝しました。これは大きな成功をもたらし、絶えずマスコミの関心を引きつけ、人々はあたかもルルドに巡礼するように、彼の所有地に向かう道に車で列を作りました。

私がシンデール氏にインタビューした時、彼は岩粉で瀕死の森林を救うことを熱心に話しました。1980年代末の新聞の多くの見出しが、瀕死の森林、すなわち、酸性雨と森林の土壌への重金属の蓄積の結果、ヨーロッパや米国で衰えた森林に焦点を当てていました。 ミネラル補給は、pH を中和し、緩衝層を作り出すことで、植物や木が重金属を吸収するのを防止しました。著名な森林病理学者であるロバート・ブルック博士は、シュヴァルツヴァルト(ドイツ南西部の森林地帯)における鉱物性懸濁液(鉱物性スラリー)や粉塵の適用により、森林の空気汚染効果からの驚くべき回復が見られることを観察しました。

シンデール氏は、それを自分で体内に摂取し始め、人体にとっても非常に好ましいことを認識しました。この発見の結果として、彼は細かく粉状に挽いた岩粉を、健康サプリメントとしても販売し始めました。彼は当初、その製品をSuperBiomin(スーパーバイオミン)と呼び、ヨーロッパの6000の薬局に販売しました。現在、その製品は「Schindele’s Minerals(シンデールズ・ミネラル)」という名前で売られ、ヨーロッパでは今でも以前と変わらず、簡単に手に入ります。

シンデール氏の製品は、チェルノブイリ原発事故の後にも使用されました。Peter Tompkins(ピーター・トンプキンズ)とChristopher Bird(クリストファー・バード)は、彼らの1989年の著書「土壌の秘密」の中でこう言っています。「ウィーン大学が、シンデール氏の製品が放射能に対して有効であると発見した時、ソ連はトラックを派遣して、彼のGesteinsmehl(岩粉)2000Kgを買いに来ました。(当時、ウクライナにあるソ連の原子物理学研究所によってウィーン大学の主張は確認されました。) 拡大偏光器で解析すると、分子格子および原子格子が変化していることが明らかになり、それが人体に摂取されるイオン化(電離性)放射性粒子に影響を与えました。」と説明しました。(この科学的発見のより詳細な説明は以下の付属資料を参照して下さい。)今振り返れば皮肉なことですが、日本の撮影チームが日本向け報道のため、ヨーロッパに来て、放射線被曝者への岩粉の配達と流通を撮影しました。

では、岩粉はどうして人体の放射線レベルを下げる事ができるのでしょうか? できすぎた話のように見えますが、実際はそれほど信じがたい話でもありません。 私達RTEチームの構成員の1人、ハンプシャー大学の酪農微生物学者Kevin Bay(ケビン・ベイ)は、David Yarrow(デイヴィッド・ヤロウ)氏の2006年の観察所見の一部を、自分の言葉で以下のように説明しています。

「ホメオスタシス(恒常性)の維持を達成するために、生物体は、健全な働きに必要な多くの作業を実施する、多様な分子および原子の構成ブロックにより緻密に設計された、高度に組織化された構造を活用します。 ミネラルやトレースミネラルなどの金属イオンは、生体システムにおいて、生体反応を触媒し、複雑なたんぱく質構造を安定させるなどの重要な作業のために使われます。どんな生体システムでも、広範囲にわたるミネラルとトレースミネラルにアクセスすることが極めて重要なのは、このためです。そしてまた、これが、放射線病の根本的な原因の1つでもあります。 それは、放射性粒子の破壊的な原子間力が自然な金属イオンを変化させ、それが不可分の部分になっているデリケートな生体構造を破損するからです。

自然の英知は、健康を維持するように作用する傾向があります。地球上の生命は、健全なミネラルとトレースミネラルを生体構造に選別的に取り込み、自然界においても普通の現象である、低レベルの放射線による損傷を修復するシステムを進化させてきました。例えば植物は、選択の余地があれば、放射性粒子よりも健全な金属を摂取します。しかし、原子力災害の時に発生するような高レベル放射性ストレスのもとでは、これらのシステムは圧迫され、損傷に対処することができず、放射線病に至る事になります。これらのシステムを、ミネラル補給された食物や細かくひかれた岩粉サプリメントで補充することは、この前代未聞の放射性ストレスに対処する重要な部分であります。」

日本の東北地方の最近の災害において、被災者および他の人々のためにこの情報を普及させることが時宜を得ており、緊急なことであります。と言うのは、放射線は、地球全体および生物圏全体を循環し、すでに現存する過剰な有害物質に加算されるからです。テストを速やかに計画し、高レベルの放射線に被曝した対象者のグループをモニターして、適切な供給源の岩粉を小さじ1杯、1日に3度、10日間から14日間かそれ以上の期間投与し、投与されないコントロールグループと比較すれば、岩粉のサプリメントが、放射線レベルを下げてバイオメディエーション(生物的修復)をできるかを示すことができます。

バイオレメディエーションのための岩粉は、放射線の影響を緩和する、簡単で自然で安価な方法です。チェルノブイリ原発事故を通して歴史が示しているように、ミネラル補給は大きな違いをもたらします。

読者がこの情報を活用できる日本の人脈をお持ちであれば、Remineralize the Earth(RTE)に連絡してください。また、この件に関しての議論や提案については、下記のリンクから、コメントを残してください。

土壌だけでなく、私達の体にミネラル補給をすることは大変に重要な事です。それがRTEの究極的任務です。 ミネラル補給が、土壌、動物、人間のいずれであれ、放射線あるいはその他の有毒汚染物質からのバイオレメディエーション(生物的修復)をすることは極めて明瞭です。

 

 

  参考資料

岩粉サプリメント

放射能からの防護に活用できるサプリメントとして商品化されており、現在入手できる、広範囲のミネラルを含むサプリメントをいくつか挙げておきます。

アメリカ:Micro Excelerite www.biomultimin.com

ヨーロッパ:Schindele’s Minerals www.mineralien.co.at

薬草ハーブとスーパーフードのサポート

http://www.modifilan.com/

付属資料

ミネラル補給が、放射線からのバイオメディエーション(生物的修復)を行う能力が基づくメカニズムについて、詳しく述べている最近のブログ。David Yarrow.(2006).

http://therawdiet.blogspot.com/2006/01/miso-and-radiation.htmlから、2011年3月30日に引用。

Peter Tompkins and Christopher Bird. (1989). Life and Death in the Forest. In Secrets of the Soil. New Yourk, NY: Harper & Row, Publishers, Inc

SuperBiominの科学的発見の詳細な説明

[SuperBiomin]という商品は、ウィーン大学で、拡大偏光器により検査されました。正長石への退化に伴う原子格子の変化を示しましたが、それは放出される度に極性を変える電位を生じ、交互にプラスとマイナスの電荷を生み出すプロセスでした。さらに、このミネラル商品には、陽極があるため分極化されており、人間の細胞膜を刺激する磁気脈動がある事が発見されました。原子格子の変化を通して、日常的な健康食品として推奨されている比較的大きな分量(毎日約10-15g)は、体に摂取されたどんなイオン化(電離性)放射性粒子に対しても効果があります。そのような粒子の高振動率を妨害し、粒子を無害なものにするのです。この効果は、ウクライナにあるロシア原子力物理研究所によっても確認されています。

SuperBiominは、正長石(別名、長石カリウム)30%、斜長石20-30%、石英20-30%、黒雲母15-20%、藍晶石、ざくろ石、珪線石と、微量の鉄、ジルコン、金紅石が5-10%から構成されています

Soil Remineralization,A Network Newsletter, Volume II, Number 7, 1987.

Joanna Campeは、Remineralize the Earthの創始者であり、代表取締役です。Remineralize the Earthは、すべての植物の成長、健康、栄養価を高めるために、細かく挽かれた岩粉、海洋鉱物物質と、その他の自然であり地球に優しい方法で、土壌にミネラル補給する世界的運動を支援する、非営利組織です。ミネラルとトレースミネラルを加えることは、肥沃な土壌、そして健全な農作物と森林を生み出すのに不可欠であり、気候を安定させるための基本的な方法です。彼女はアメリカ国務省から、世界国際再生可能エネルギー会議(WIREC 2008)で講演するよう招待されました。彼女は、2009年にデンマークで開催された、コペンハーゲン国連気候変動会議(COP15)で、すべての代表団に贈与されたマルチメディアでインタラクティブなDVD書籍「The Green Disc: New Technologies for a New Future」(緑のディスク、新しい未来のための新しいテクノロジー)内の40章のうちの1章を執筆しました。

 

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